花咲じいさんの趣味 家庭内園芸 初心者が絶対知っておきたい基礎知識

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 NHKの朝ドラ「らんまん」は見られてますか。最初はあまり面白くないのかなと思っていたんですが、さすがにNHKの朝ドラ、面白くて、この夏休みの期間は毎日欠かさず見ています。 この影響があるかどうかは分かりませんが、最近は家庭園芸に少し凝ってます。 今日はその紹介です。

 もう一つは、今話題のChatGPTです。この方は取りあえず経験をして見ている状況ですが、このAI機能はいろんな大手の会社からも導入されています。 グーグルであればBARD、そしてマイクロソフトはBing。 使ってみると意外に便利で、今までに何かを調べる時に、インターネットでクグッてましたが、こちらから、条件を整理してあげれば、あっと言う間に答えをくれます。 ただし、その内容が正しいかどうかは良く自身で見極める必要があります。

一つの例として、”朝ドラのらんまんのあらすじを教えてください” とBardで質問して見たら、その回答が以下の様でした。

[らんまん」は、2023年度前期のNHK連続テレビ小説です。主演は神木隆之介さん、ヒロインは浜辺美波さんです。

物語は、1862年(文久2年)に高知県で生まれた槙野万太郎(神木隆之介)が、植物学者として活躍する姿を描いています。万太郎は、幼い頃から植物に興味を持ち、その情熱は、母親の死や、父親の病気など、様々な困難を乗り越えて、ますます強くなっていきました。

万太郎は、東京大学の植物学教室に入学し、植物の研究に没頭します。彼は、次々と新種の植物を発見し、日本独自の植物図鑑を編纂する夢を叶えま「らんまん」は、植物への愛と情熱を貫いた万太郎の物語です。

彼の生き様は、私たちに多くのことを教えてくれます。また、万太郎は、植物の力で人々の暮らしを豊かにする活動にも力を入れました。

グーグル BARD

ドラマでは主人公は万太郎ですが実名は富太郎だそうです。”な~んや、同じ富ちゃんかい”と変なところで感心したりして。。話が大幅にずれましたが、本題に戻して園芸を。。

今育成中の花を紹介します。 以前からゼラニュームなどはベランダで育てていたんですが、Youtubeなどで勉強をしながら育成してます。

知らんかったな! 花の育て方の基本

今までは、苗を買って来てプランターに植え替えて時々水をやっていただけでしたが、そのやり方は根本的に間違っている事にやっと気付きました。花が元気がないとこれでもかこれでもかと水をかけたりして。。結局は根腐れで枯らしてしまって。。

花を育てるには、その花の性質を知り、それに合った環境を整えることが大切です。具体的には、以下のポイントを押さえておくことが必要です。(YouTubeの受け売りです。まとめだけ。 これだけ知っていれば初心者でも大丈夫と言った基本みたいなもの)

  • 日当たり:    直射日光、日陰、温度など。この暑さの中、真昼の太陽光に当てるのは可哀想にも思いますが、花によっては日陰を好むもの、直射日光を好むものもあります。
  • 水やり:     その花の原産地を知れば分かります。乾燥を好むもの、湿気は嫌うもの。湿気花の枝の根元でも、鉢の中でもだめで、根腐れの原因にもなるそうです。これに関連して、植え替えの時は余り大きすぎる鉢に植え替えないこと。大き過ぎると鉢の土の乾きが遅くなって根腐れの原因にもなるそうです。根を適当に乾燥させる事で、根が水を求めて強く生長して行くそうで、その結果根腐れも起きません。
  • 肥料:      その花にあった肥料を選び。施肥の頻度と量をメーカーの指示通りすること。肥料の成分は窒素、リン、カリでその効用は下に書いてあります。肥料をやり過ぎると肥料焼けを起こすそうです。
  • 切り戻し:    私は全く知りませんでした。花は上へ上へと伸びます。その先穂を切ってやる事でその下の節の部分から、枝分かれをしてくれて枝が増えて行きます。これで、花のボリュームが増えて行きます。もう一つは、横に枝を広げて行くことで花全体の形を整える事が出来ます。
  • 挿し穂:     切り戻した枝を使って、これを挿し穂して増やして行きます。勿論、切った枝を一輪挿しなどに活けて楽しむことも出来ますが、私は、切り戻した枝の葉を3枚ほど残して、挿し穂をするのが好きです。

ご紹介する花々は、切り戻し、挿し穂などをして育成しています。真夏の暑さで少しタイミングは悪いですが、切り戻しした枝から、新芽が出て元気な若葉や枝、花芽が次から次に出るのが楽しくて仕方ありません。

切り戻しは何故やる? その効用は?

園芸の切り戻しとは、植物の枝や葉を切って、形を整えたり、生長を促したりする作業です。切り戻しは、植物を健康に育てるために重要な作業です。

切り戻しを行うことで、植物は次のことができます。

  • 形を整える/生長を促す: 切り戻しをするします。新芽が切った上の先端で出てくれます。切り戻しをして新しい枝を成長させる事で、1本の枝が2本に2本が4本にと倍々に増えて行きます。
  • 病害虫を予防する: 下の方の葉っぱや枝を切ることで、風通しが良くなり、病害虫を押さえる事が出来ます。
  • 風通しを良くする: 切り戻しをするとともに、風通しの良い場所を選ぶ事も大事で、風通しの悪いところに花を置くと、花がサウナ状態になり、病気の原因になるそうです。
  • 日当たりを良くする: 花によっては半日ほど直射日光の当たるところを。ただし、西日や真夏の直射日光は避けるべきです。
  • 花を咲かせやすくする: 花が咲かなかったら、リンの多い肥料を。その他日光の管理など。購入したばかりの花苗は、花が咲いていても切り戻しをした方が枝が増え元気に育ちます。この結果、花が咲きやすくなります。
  • 実を結ばせる

挿し穂(挿し木)の目的とやり方

挿し木は挿し穂とも言います。植物の枝を切り取って、土に挿して発根させ根を張らせて増やす方法です。挿し木は、要領が分かれば比較的簡単に植物を増やすことができる方法です。

挿し木を行う目的:

  • 新しい植物を増やす
  • 病害虫に侵された植物を元に戻す
  • 傷んだ植物を修復する
  • 形を整える

挿し木を行う時期は、植物によって異なります。一般的には、春から秋にかけて行うことが多いです。真夏は避けるべき。

挿し木を行う手順:

  1. 挿し木にする枝を選ぶ:挿し木にする枝は、健康で、若い、太さのある枝を選びます。
  2. 挿し木にする枝を切る。:挿し木にする枝は上から、3~4つ目の節を残し切ります。 下部(土に挿す部分)は葉を全て切り取り、一番下の節の下を斜めに切ります。上部は、花芽などは落とします。そして、葉を2~3枚残します。葉が大きいものは半分に切り落とします。 葉が多くても、大き過ぎても、発根していない挿し木から、葉が吸水をしてしまい、しおれてしまいます。
  3. 挿し木にする枝の下部を削る。:挿し木にする枝の下部をナイフや鋏などで斜めに切ります。(面積が増え、発根しやすい)。花によってその後の処理は違います。日々草は水に一時間程浸して水上げをします。ゼラニュームはその茎と皮に水をたくさん含んでします。ですから、切り口を一時間ほど日陰に放置して少し乾かします。
  4. 挿し木にする枝を土に挿す。:挿し木にする枝を、水はけの良い土(赤玉小 又は挿し芽用の土など)に挿します。事前に水をたっぷりと掛け。棒などで穴を開け、そして挿し木を挿入し軽く周りを押してやります。じょろなどで水を上からたっぷりと掛けます。これにより、挿し木と土が密着します。
  5. 挿し木をする枝を日陰に置く。:挿し木をする枝は、日陰に置いて、発根を促します。
  6. 挿し木をする枝への水やりをする。:赤玉の土は、保水性の高い土で、水分を土玉に蓄えます。ですから、最初の水やりをすれば、土中の水分で発芽してくれます。ですから最初はたっぷりと水をやりましょう。その後数週間は、土の表面が乾いたら適度に水やりをします。

挿し木をする枝が根を張ったら、日当たりの良い場所に移しましょう。挿し木は、植物によって発根するまでの時間が異なります。一般的には、2-4週間で発根します。

肥料

花の肥料の成分には、窒素(N)、リン(P)、カリ(K)の3つの主要要素があります。これらの要素は、植物の生長に必要な栄養素です。

  • 窒素は、葉の生長を促進します。
  • リンは、花や実をつける生長を促進します。
  • カリは、根の生長を促進し、病害虫に抵抗力を高めます。

花の肥料を選ぶときは、植物の種類や生長状態に合わせて、窒素、リン、カリの割合を目的にあったものを選ぶ必要があります。一般的には、花を咲かせたい植物には、リンの割合が高い肥料を、葉を茂らせたい植物には、窒素の割合が高い肥料を、根を強くしたい植物には、カリの割合が高い肥料を使いましょう。肥料の袋に、それぞれの配合が表記されてます。

花の肥料は、液体肥料と固形肥料の2種類があります。液体肥料は、水に溶かして使う肥料で、使いやすくて即効性があるのが特徴です。固形肥料は、土に直接置く肥料で、長時間効果が持続するのが特徴です。

日々草 

日々草(にちにちそう)は、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草です。別名は「ニチニチソウ」や「トケイソウ」です。原産地はマダガスカルです。

特徴は、花期が長く、夏から秋にかけて次々と花を咲かせることです。花の色は、白、ピンク、赤、紫、黄色などがあります。

日々草は、日本では古くから親しまれている花です。花言葉は「毎日が幸せ」「毎日が愛しい」です。

育て方は、日当たりの良い場所で、水はけの良い土壌を好みます。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。肥料は、月に2回、緩効性化成肥料を施します。

日々草は、花壇や鉢植えで楽しむことができます。また、切り花としても人気があります。上の写真は切り戻しをしているもので、左の写真に切った枝が見えると思います。この横から、2本の新芽が出ます。 せっかく咲いた花を切るのはもったいないですが、これは絶対に必要です。

次から次に新芽が出て花が咲いてくれます。日々草とはそのことをうまく表現した名称ですね。

サルビア

サルビア(Salvia)は、シソ科サルビア属に分類される植物の総称です。世界に約900種が分布し、その多くが観賞用として栽培されています。サルビアは、花期が長く、色鮮やかな花を咲かせることから、花壇や鉢植えで人気があります。また、サルビアにはハーブとして使用される種もあり、料理やお茶に用いられています。

サルビアの育て方は、比較的簡単です。日当たりの良い場所で、水はけの良い土壌を好みます。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。肥料は、月に2回、緩効性化成肥料を施します。

サルビアは、花壇や鉢植えで楽しむことができます。また、切り花としても人気があります。

花が”にょきにょき”と伸びて咲きます。(良くご存じと思いますが)。一番上の花が咲いてしおれたら終わり。伸びた花房の根元で折るか、切ってやれば、その下の部分からまた花が伸びて来ます。右の写真は三日前に剪定したばかりなのにもうこんなに花芽が。。

左の写真の右と左下は挿し穂をしたもので、発根したものを植え替えました。この暑さで左下は難しそうですが、右下はうまく成長してくれるものと思います。上のが元の親サルビアで切り戻しをやり過ぎて全体の形がいびつになりました。 サルビアの切り戻しは右の写真の様に花の根元で切るが一番いいようです。

ゼラニューム

ゼラニュームは、フウロソウ科ペラルゴニウム属の植物です。南アフリカ原産の多年草で、花色はピンク、白、赤、黄色などがあります。ゼラニュームは、丈夫で育てやすく、切り花としても人気があります。

ゼラニュームの花言葉は「優しさ」「愛情」「幸福」です。

下の写真のゼラニュームは我が家の東北に位置するベランダでこの数年育ったものです。左側のものは切り戻しで元気な葉っぱがたくさん出ました。

右のものは、7月上旬に古い枝葉を切ってしまったものですが、うまく新芽が出て成長中です。この暑さで葉が黄色くなってますが、なんとかしてこの8月を乗り切りさせたいと思います。鉢が少し大きすぎたかな? 鉢が大きすぎすると、土が何時までも湿ったままで根腐れが出るそうです。

ゼラニュームの育て方のポイントは、以下のとおりです。

  • 日当たりと風通しの良い場所で育てます。南側においているものはさすがに直射日光が強すぎる様で、熱中症になっているようです。 すだれなどをつけて日光を調整はしてますが難しいかも。
  • 土は水はけの良いものを使用します。土に関してもう一つのポイントは古い土は使わない方がいいようです。植え替える時に新たに配合した土を使う事も大事だそうです。今の土は、赤玉、腐葉土、鹿沼土を配合したのものを使ってます。 防虫のためにも土は入れ替えた方が良い様です。
  • 水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。土の表面が乾いたら、割り箸など土に挿し乾燥具合を確認した方がいいようです。
  • 肥料は、春と秋に緩効性化成肥料を施します。
  • 病害虫には、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシがつきやすいので、早めに駆除します。

ゼラニュームは、丈夫で育てやすい花なので、初心者の方にもおすすめです。

バジル

バジルは、シソ科のハーブで、原産地はインドや熱帯アジアです。甘い香りと独特の風味があり、イタリア料理に欠かせないハーブです。バジルの種類は数多くありますが、日本で一般的なのは「スイートバジル」です。

これも適当に上に伸びてくる新芽を切り戻しをして、ボリュームが増やして来ました。このところの暑さで、少し土を乾燥させすぎたのか少し元気がありません。バジルの香りがして、我が家のパスタや料理などに使ってます。

バジルは、日当たりと風通しの良い場所で育てます。土は水はけの良いものを使用します。水やりは、土が乾いたらたっぷりと与えます。肥料は、月に2回、緩効性化成肥料を施します。

バジルは、収穫後も風通しの良い場所で保存することで、香りを長持ちさせることができます。

バジルは、サラダやパスタ、ピザなどに使われます。また、バジルの葉を乾燥させて、ハーブティーやポプリとしても楽しめます。

バジルには、抗菌作用や抗酸化作用があるといわれています。また、バジルの葉にはビタミンAやビタミンCが豊富に含まれています。

バジルは、香り豊かで栄養豊富なハーブです。料理にはもちろん、ハーブティーやポプリとしても楽しめます。

ポトス 

ポトスは以前から、屋内のプラントとして買って来ていたのですが、大きくなって行くとどのように育てていったらいいのか分かりませんでした。 強い植物で、少々いい加減な育て方をしても、枝を伸ばして行きます。

伸びすぎた枝は切って水につけておけば、白い強い根が発根します。 もともと、ポトスは、つる性植物で、原産地では木に絡まって空中根を出して這うように成長するそうです。 以前に木を刺して上に伸ばそうとしたんですが失敗をしました。上手く、木に絡まって伸びてくれません。 Youtubeを見て、プラスチックの網と水こけで支柱を作りました。 ホームセンターに行ってもポトス用の支柱は売ってないので、この支柱であれば、空中根が網の中のコケの水分を求めてうまく伸びて行ってくれると思います。 

時々、スプレーで支柱に湿気を与えてます。支柱の下の方では、すでに空気根が伸びて支柱に絡み始めたように見えます。

葉は緑色で、ハート型をしています。ポトスは、日陰でも育てることができるので、初心者の方にもおすすめです。

ポトスの育て方のポイントは、以下のとおりです。

  • 日当たり:日陰でも育てることができますが、明るい日陰で育てると、葉色が濃くなります。
  • 水やり:土が乾いたらたっぷりと水やりをします。水やりのし過ぎは、根腐れの原因になるため、注意が必要です。
  • 肥料:月に1回、緩効性化成肥料を施します。
  • 病害虫:ハダニやカイガラムシが発生することがあります。発生したら、早めに駆除してください。

ポトスは、丈夫で育てやすい植物なので、初心者の方にもおすすめです。日陰でも育てることができるので、玄関やトイレなどの日陰に置いても、元気に育ちます。また、空中根を出すので、壁や柱などに這わせると、空間を華やかに彩ることができます。

Have a nice day!

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